こんにちは！
きものギャラリー本嶋です。
12月になり、街はクリスマスのイルミネーションで彩られる季節となりました。
皆さまいかがお過ごしですか？
成人式のご準備、期待を胸に進めていらっしゃる頃でしょうか。
一生に一度の成人式。
こだわって選んだとっておきの振袖に、プロの着付け、そして完璧なヘアメイク…！
当日は、ご自身の魅力を最大限に引き出し、最高に輝く姿で臨みたいですよね。
そのために、あと一つとっておきの仕上げがあります。
それは「香り」です。
成人式当日、久しぶりに会う同級生と再会した瞬間、ふわりと、やさしくて品の良い香りがしたら…素敵ですよね。
今日のブログは、振袖姿のあなたを最高に輝かせる、「ヘアフレグランス」のすすめ。
香水とヘアフレグランス、それぞれの魅力と注意点、そして、なぜ振袖の日にヘアフレグランスがおすすめなのかを深掘りしていきます ⸝⋆
ぜひ参考にしてくださいね！

◻︎香水とヘアフレグランス、それぞれの魅力と注意点

「いい香り」をまとうアイテムとして、まず思い浮かぶのは「香水（パルファムやトワレ）」ですよね。
では、「ヘアフレグランス（ヘアミスト）」とは、何が違うのでしょうか。
それぞれのメリット・デメリット（というより、TPOによる向き・不向き）を見ていきましょう！

①「香水」の魅力と、成人式での注意点

⚫︎魅力（メリット）

(1) 香りの「深み」と「持続性」：香料の濃度が高く、時間と共に香りが変化（トップ→ミドル→ラスト）するのが特徴。リッチで深みのある香りを長く楽しめます。
(2) 種類の豊富さ：歴史あるブランドの名香から最新のトレンドまで、選択肢が非常に多いのも魅力です。

⚫︎成人式での注意点

(1) 香りの「強さ」：香りがはっきり、強く出やすいのが特徴。成人式のような厳かな式典や、会場での人混み、その後の会食（お食事）の場では、香りが「強すぎる」とTPOにそぐわない印象を与えてしまう可能性も。
(2) つける「場所」の問題：香水は、手首や首筋、うなじなど、体温の高い「肌」につけて香らせるのが基本です。

②⭐︎ 呉服店からのお願い ⭐︎ 振袖と「香水」の相性について

これが、私たちが「ヘアフレグランス」をおすすめする最大の理由です。
振袖は、多くの方がレンタルされたり、お母様から受け継がれた大切な「絹（シルク）」でできています。
絹は、水分やアルコール、油分にとても弱い、非常にデリケートな素材。
もし、香水をつけた手首や首筋が、振袖の袖口や衿元に触れてしまうと、香水に含まれるアルコールや香料（油分）が原因で、シミや変色を引き起こしてしまう可能性があるのです。
（「少し触れただけ」のつもりが、クリーニングでも落ちない深刻なシミになることも…）
大切な振袖を守る。
これは、振袖をまとう上での、とても大切なマナーでもあります。

③「ヘアフレグランス」が成人式におすすめな理由

では、なぜヘアフレグランスなのでしょうか？

⚫︎魅力1：振袖を汚す心配が少ない

髪の毛につけるため、振袖の生地に直接触れるリスクを最小限に抑えられます。これは振袖を着る上で、非常に大きなメリットです。

⚫︎魅力2：香りが「ふんわり」上品に広がる

ヘアフレグランスは、香水に比べてアルコール濃度が低め（またはノンアルコール）のものが多く、香りが「面」でやさしく広がります。
「強く香る」のではなく、「動くたびに、ほのかに香る」。
この上品な香り立ちが、厳かな式典の場にもふさわしいのです。

⚫︎魅力3：振袖姿の「所作」と相性抜群！

成人式当日は、振袖の着付けで帯をきゅっと締め、寒い日だとショールも羽織ります。
香水を首筋や手首につけても、振袖やショールに隠れて、せっかくの香りが外に届きにくいことも。
でも、ヘアセットした「髪」は、常に一番外側にあります。
お辞儀をしたとき。
ショールを外したとき。
お友達と写真を撮ろうと、顔を寄せたとき。
髪が揺れるたびに、シャンプーしたてのような清潔感のある香りが、ふわりと薫ります。

香水のように「香りを主張する」感が出ないのに、確実に「いい香り」をまとえるのが、ヘアフレグランス最大の強みなのです。

◻︎【振袖別】どんな香りを選ぶ？失敗しない香りの選び方

じゃあ、どんな香りを選べばいいの？
基本は「あなたの好きな香り」でOK！…なのですが、せっかくなら、振袖の雰囲気や、なりたいイメージに合わせて選んでみませんか？
ヘアフレグランスは、香水よりも香りの種類が「やさしい」ものが多いのが特徴。
振袖の「和」の雰囲気とケンカしない、おすすめの系統をご紹介します！

⚫︎清楚系・王道クラシック（赤や白、ピンクの古典柄）な振袖なら…

(1) 王道の「フローラル系」（桜、梅、スズランなど）
振袖の柄にもよく使われる、お花の香り。
嫌いな人がいない、愛され系の香りです。
振袖の華やかさとリンクして、女性らしさをぐっと高めてくれます。

(2) 清潔感No.1「シャボン（石鹸）系」
お風呂上がりのような、清潔感あふれる香り。
振袖の「白」や「淡い色」のクリーンなイメージにぴったり。
誰からも好感度バツグンです。

⚫︎クール系・レトロモダン（黒や紺、深緑、個性的な柄）な振袖なら…

(1) 凛とした「シトラス系」（柚子、ベルガモットなど）
すっきりと爽やかで、ほんのりビターな柑橘系の香り。
甘いのが苦手な方にも◎
キリッとした振袖の雰囲気に、知的な「スパイス」を加えてくれます。

(2) 大人っぽい「ホワイトムスク系」
パウダリーで、少し体温を感じるようなやわらかい香り。
「かわいい」より「美しい」を目指す方におすすめです。
重すぎない「軽めのムスク」を選ぶのがコツです。

⚫︎避けたほうが無難かも？な香り

(1) あま〜い「グルマン系」（バニラ、キャラメルなどのお菓子の香り）
とっても可愛い香りですが、振袖の「和」の雰囲気や、式典という「フォーマル」な場とは、少しちぐはぐになってしまうかもしれません。

(2) 重厚すぎる「オリエンタル系」（お香、スパイスが強いもの）
これも、お酒の席や夜のパーティーなら素敵ですが、日中の成人式では少し強く感じさせてしまうかもしれません。

ポイントは、「ほのかに香る」こと。
「振袖」という主役より目立たない、でも確実に格上げしてくれる…そんな「名脇役」な香りを探してみてくださいね ⭐︎

◻︎周りと差がつく ⸝⋆ プロが教える「香らせ方」上級テクニック

さあ、いよいよ実践編です！
当日のヘアセットを最高の状態でキープしつつ、香りをふんわり長持ちさせる…。
そんな「裏ワザ」を、伝授します！

⚫︎NG行動 ×：ヘアセットの「仕上げ」にスプレーする

成人式当日は、美容師さんがヘアスプレーで「ガチガチに」髪を固定してくれますよね。
その上からヘアフレグランスをかけるのは、避けたほうが賢明です。

なぜNGなのか？
ヘアスプレー（髪を固める成分）と、ヘアフレグランス（香料、アルコール、油分など）が混ざると…
①香りが変わってしまう（匂いが混ざって本来の香りが失われる）
②ヘアセットが崩れる（固めた部分が濡れて、白く浮いたり、スタイルがヨレたり…）
という事態になってしまうかもしれません。

⚫︎正解 ◎：つけるタイミングは「ヘアセットの前」！

美容師さんにヘアセットをお願いする「前」に、仕込んでおくのが正解です。

【ベストなタイミング】

①美容室に行く直前、家を出る時
髪の毛全体（特に内側）に、ふわっとスプレー。
アルコールが飛んで、やさしい香りだけが髪に残った状態で、美容室に向かえます。

②（もし可能なら）ヘアセットの「途中」
美容師さんに「このミストを使いたいんです」と相談してみましょう！
アップスタイルにするなら、まとめる前の髪の内側にシュッとしてもらうのがベストです。

【どこにつける？「香らせポイント」】

・髪の「表面」ではなく「内側」に
アップスタイルにしても、ダウンスタイルにしても、髪の内側に仕込むのが基本です。
表面はヘアスプレーで固められてしまいますが、内側なら髪が動いたときに内側からふわっと香ってくれます。

・「うなじ」や「耳の後ろ」の髪の生え際
体温が高い部分なので、香りが立ちやすいポイント。
ただし、肌に直接スプレーするのではなく、あくまで「髪」につけましょう。（肌用のミストならOKです）

・毛先（特にダウンスタイルやハーフアップの人）
一番揺れる「毛先」は、香りの発信源。
歩くたびに、振り向くたびに、香りを届けてくれます。

【応用テクニック：ヘアオイルとの合わせワザ】

髪の乾燥は、香りの持続性を妨げる原因になります。
ヘアフレグランスの前に、「無香料」または「同系統の香り」のヘアオイルを毛先になじませておくと、しっとり保湿されて、香りが長持ちしやすくなりますよ ⸝⋆

◻︎これだけは守って！香りの「NGマナー」

「いい香り」も、一歩間違えれば「香害（こうがい）」と呼ばれてしまう時代。
TPOをわきまえてこそ、真の「素敵な女性」です。
成人式当日の、香りのマナーをチェックしましょう。

⚫︎NG 1：つけすぎ（追いフレグランス）

「あれ？香りが消えてきたかも？」…そう感じても、自分でスプレーを追加するのはNGです！
鼻は香りに慣れてしまう（麻痺する）ものです。
自分では「消えた」と思っていても、周囲の方には十分香っていることはよくあります。
「少し物足りないかな？」くらいが、周りにとって「ちょうどいい香り」なのかもしれません。

⚫︎NG 2：会場や飲食店でスプレーする

人が集まる場所で、香りのスプレーをシュッ！…これは、マナー違反です。
香りが苦手な人、アレルギーの人、食事中の人もいます。
お直しは、必ず「お手洗いの個室」などで、周りに人がいないことを確認してから行いましょう。

⚫︎NG 3：香りの「ちゃんぽん」

シャンプー、トリートメント、ヘアオイル、ヘアスプレー、そしてヘアフレグランス…。
全部異なった香りにすると、香りが混ざって「何の匂いか分からない」状態になってしまいます。
できるだけ、香りの系統を揃えるか、ヘアセットに使うものは「無香料」を選ぶのが賢明です。

「さりげなさ」と「思いやり」。
この2つが、振袖姿の香りを成功させるキーワードです！！

いかがでしたでしょうか？
今回は、成人式でほのかに香らせるための、ヘアフレグランス術をご紹介しました。
こだわりの振袖、素敵なヘアアレンジ、完璧なメイク…
そして、そこにふとした瞬間に香る、自分らしい「やさしい香り」があると完璧です。
良い香りは、私たちに自信を与えてくれると同時に、忘れがたい記憶として深く心に残ります。
一生に一度の成人式が、素晴らしい香りと共に、あなたの最高の思い出になりますように♡
ぜひ今回の記事を参考にしていただけると嬉しいです！

当店では、振袖のレンタルから前撮り撮影までトータルでお手伝いしております。
不安なことがあれば、お気軽にご相談くださいね♪
あなただけの特別な一日のお手伝いができることを、スタッフ一同楽しみにしています！

◻︎最後に

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

きものギャラリー本嶋で振袖をご成約いただくと、プロのスタッフがすべてをサポートし『振袖まるごとお手伝い』します。
お振袖選びから、記念写真、成人式のお支度、アフターフォローまで本嶋におまかせ下さい。

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本嶋では、最高の思い出をつくる！コーディネートにこだわる！家族愛を大切にする！という三つの心を掲げて、日々皆様が心より喜んでいただけるよう精一杯お手伝いをさせていただいております。
当店で取り扱うお振袖は「一地域一柄のみの販売、レンタル」ですのでどうぞお早めにお越しください。
仕立て替え、染め替え、シミ抜きなどのご相談も随時賜っておりますので、お母様のお振袖を着られるという方もお気軽にご相談くださいませ。

▽福井県、福井市、坂井市、あわら市、永平寺町、勝山市、大野市、鯖江市、越前市、越前市、南越前町、池田町、敦賀市、小浜市、美浜町、若狭町、おおい町、高浜町の
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