2024/02/02 (金)
普段はきものギャラリー本嶋で接客スタッフとして、お客様の振袖選びをお手伝いさせていただいていますが、そんな私にとっても成人式(福井市では「はたちのつどい」)は人生の一大行事です。
今回はきものギャラリー本嶋の社員として働く私、スタッフKの振袖選び体験エピソードをお話したいと思います。
きものギャラリー本嶋の社員として入社して、少しずつお仕事にも慣れてきた頃、そろそろ自分も成人式の振袖選びをしたいなと思い、普段からお店にある振袖をちらちら意識していました。普段から振袖を見てイメージを膨らませられるのは、きもの専門店のスタッフの約得ですね。
初めての振袖選びの日は、残念ながら母との予定が合わず、1人で振袖を選ぶことに。普段は振袖選びをお手伝いする側の私ですが、先輩方に接客していただくと思うと少し緊張します。しかし自分が成人式で着たいなと思う振袖は、事前にある程度イメージしていたため、すぐに何枚かの候補が見つかりました。その中からさらに絞り込んで、3枚の振袖を選んで試着。初めての振袖を着た自分を鏡で見てテンションが上がります。
1度目の振袖選びで3枚試着して、さらにイメージができてきたところで、2度目の振袖選びには母と祖母が同行してくれました。前回試着した振袖はどちらからというと、定番寄りの振袖だったため、次は洋風の柄に挑戦しました。しかし実際に試着してみると、なんか思っていたのと違う・・次に赤い振袖を試着。赤の振袖は定番中の定番といえる人気色で、私も憧れがありましたが、自分が着ると七五三のように感じられ・・正直ショックでした。
赤い振袖が似合わず落胆していると、そんな私に母がおもむろに一言。「ちんちくりんはおっきい柄ダメ!」。実は私は平均より背が低く自覚もありましたが、自分自身の身体では客観的に見ることができていなかったようです。(ちなみに「ちんちくりん」とは、もともと関西の方言で、人や服などが小さいことを指すそうです。)
いよいよ自分に似合う振袖が分からなくなってきて、うんうんと悩む私・・そこでやりとりを見ていた先輩スタッフが奥から出してきてくださった1枚の振袖・・見た瞬間に即決でした。
先輩スタッフが出してきてくださった振袖は、薄いピンク系の春らしい柄が入ったもの。淡い色合いは、成人式(はたちのつどい)がある1月には、少し寒そうな印象になるかな?と一瞬思いましたが、もうこの振袖しか目に入らないほど気に入ってしまいました。選んだ振袖の色合いや雰囲気も私にマッチしていたため、母、祖母も納得の振袖選びになりました。
きものギャラリー本嶋には、数え切れないほど振袖の在庫があります。その中から私が気に入って、かつ似合う振袖をパッと出してきてくれる先輩スタッフの経験とセンスは、さすがの一言です。私もこんな風にお客様に喜ばれるようになりたいと、思いを新たにした瞬間でした。
いかがだったでしょうか。普段から振袖が身近なきもの専門店のスタッフでも、成人式は一生に一度のことで、振袖選びには悩んでしまいます。(スタッフだから余計に悩むのかも・・)
これから成人式の振袖選びを始められる方々に対して、私の体験からお伝えしたいことは、悩むことさえ楽しむことと、家族や専門スタッフを頼りながら、最後は自分の心に素直に選ぶことです。
きものギャラリー本嶋は、豊富に取り揃えた振袖で、お客様の特別な日を彩るお手伝いをさせていただきます。ぜひお気軽にご来店いただき、振袖選びをお楽しみください。スタッフ一同、あなたのお越しをお待ちしております